[専門分野]
中世キリスト教哲学
[所属学会]
中世哲学会 西洋中世学会 宗教倫理学会 宗教哲学会 日本カトリック神学会 日本リメディアル教育学会 日本儒教学会
[主な担当科目]哲学
[研究テーマ]西洋中世のキリスト教哲学 特にトマス・アクィナスの思想
[研究内容]トマス・アクィナスの主著『神学大全』(Summa Theologiae)および『神学綱要』(Compendium Theologiae)の読解を中心にしたキリスト教思想の捉え直し。
現時点での主たる関心は、現代に必要とされる神学的思索に、神学のはしため(ancilla theologiae) として絶えず再生する永遠の哲学(philosophia perennis)としてトマス思想および中世キリスト教哲学を活用すること。
[研究内容キーワード]神、自然本性、ハビトゥス、徳、親和性、信仰、わざ、祈り、正義とあわれみ、キリストの人性、マリア論、意味と物質、身体論、キリストのへりくだり、聖霊、愛
[主な著書・論文]- 「トマス・アクィナスの信仰概念」 中世哲学会『中世思想研究』第45号(2003)、pp.122-132
- 「トマス・アクィナスの賢慮概念」 Societas Philosophiae Doshisha『同志社哲学年報』第26号(2003-09)、pp.15-28
- 「トマス・アクィナスの「正義」(iustitia)概念」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』第13号(2005)pp.97-116
- 「トマス・アクィナス『神学鋼要』の概要」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』第18号(2010)pp.103-116
- 「トマス・アクィナスの創造論―『神学鋼要』抄訳と註解」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』第18号(2010)pp.117-129
- (共著)「留学生のニーズとレベルに合わせた日本語教材の開発(その4)」、聖泉大学紀要委員会『聖泉論叢』第18号(2010)pp.131-140
- 「トマス・アクィナス『神学鋼要』におけるキリスト論―『神学綱要』抄訳と註解―」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』第19号(2011)、pp.49-61
- 「トマス・アクィナス『神学綱要』抄訳(第2部第9章および第10章)」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』20号(2012)、p.25-36
- 「トマス・アクィナス『神学綱要』におけるキリストの受難と死(『神学綱要』抄訳)」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』20号(2012)、p.37-49
- 「トマス・アクィナスの「祈り」概念」、山口隆介、中世哲学会編『中世思想研究』55号(2013)、査読あり、p.48-63
- 「トマス・アクィナス『神学綱要』におけるペルソナ論(『神学綱要』抄訳)」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』21号(2013)、p.65-77
- 「「アリストテリコ・トマス哲学」と科学―Iosephus Gredt ‘Elementa Philosophiae Aristotelico-Thomisticae’におけるphilosophia naturalis―」、日本カトリック神学会編『日本カトリック神学会誌』25号(2014)、p.49-65
- 「日本におけるカトリック理解の歴史 : MEJ-8669「カトリック」(昭和27年6月 文部省宗務課)論攷」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』23号(2015), p.103-118
- 「至福と隣人」、宗教倫理学会『宗教と倫理』16号(2016)、p.19-32
- 「トマス・アクィナス『カテナ・アウレア』抄訳 : 真福八端」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』24号(2016)、p.65-81
- 「トマス・アクィナス『マタイ福音書註解』抄訳 : 山上の垂訓冒頭7つの至福の箇所」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』24号(2016)、p.83-105
- 「彦根カトリック教会のオーラルヒストリー」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』25号(2017)、p.93-96
- 翻訳:トマス・アクィナス『神学提要』(知泉学術叢書5)知泉書館、2018年
- (共著・サード)「滋賀国際映画祭論 ―まつり・映画祭・PBL の視点から―」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』26号(2019)、p.13–31
- 「夢野久作『ドグラ・マグラ』「絶対探偵小説 脳髄は物を考える処に非ず」解釈ノート : 脳髄は物を考える処でもある」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』26号(2019)、p.33–44
- 「チェスタトン『ブラウン神父』に見るキリスト教哲学(前半)」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』27号(2020)、p.123–140
- 「チェスタトン『ブラウン神父』に見るキリスト教哲学(後半)」、聖泉大学紀要『聖泉論叢』27号(2020)、p.105‐122