聖泉大学は、1985年に「社会奉仕と地域貢献」の理念に基づいて設立された聖泉短期大学を始まりとします。その後、時代の変化に応えるため、2003年に4年制の人間学部、2011年に看護学部を新設しました。2015年に大学院看護学研究科と別科助産専攻を開設しました。
本学は、「人間理解と地域貢献」の建学の精神のもと、「自ら考え、行動する能力」と「他者を尊重・理解する能力」を併せ持つ「人間力」豊かな学生の育成を目指しています。
今から30年ほど前に、伊丹敬之氏が「カネを経済活動のもっとも本源的かつ稀少な資源と考え、その資源の提供者を中心とする企業システム」を基盤とする「資本主義」の対立軸として、「人本主義」を提唱し、「ヒトが経済活動のもっとも本源的かつ稀少な資源であることを強調し、その資源の提供者たちのネットワークのあり方に企業システム編成のあり方の基本を求めよう」とする「人本主義」を訴え、「人を大切にする」日本の企業理念を力説しました。
時代が変わっても、社会が変わっても、人間を尊重し、人を大切にするのは、企業経営のみならず、大学運営をも含め、社会共通の理念でなければなりません。
本学では、「人間を尊重し理解する」を礎に、専門的教育を極めると同時に、広い視野を持ち、豊かな教養、寛容のある人間性のある人材を育みます。それを実現するために、本学が持っているリソースを生かし、地域の人々・機関などと連携し、地域の課題を研究・解決するのを通じた実践的教育や、多様性の時代において、学生一人ひとりのキャパシティーを広げ、「人間力」豊かなプロフェッショナル人材の育成を目指していきます。