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西洋中世学会において研究発表を行いました

人間学部
平成27年6月13日(土)~14日(日)、東洋大学白山キャンパスにて開催された西洋中世学会第7回大会にて、本学の山口隆介講師が研究発表を行ないました。


【西洋中世学会第7回大会に参加して】 山口 隆介 講師
西洋中世学会第7回大会に参加しました。西洋中世学会は、中世の研究であるならどの分野でも発表でき、討議に参加できる学会です。とはいえ、歴史、文学、芸術などの研究と中世哲学の研究とでは、中世に対する距離の取り方が異なります。中世と現代との時間的距離に左右されない永遠の哲学を明らかにするべく、研究成果を発表してまいりました。
今回の私の発表論題は「トマス・アクィナスの純潔virginitas概念」でした。純潔ということは肉体の自然なありようを保つ生き方の一つであり、快楽が罪悪視されているのではなく、快楽への執着が理性の求める秩序から外れることが問題視されるということを明らかにしました。
中世の純潔賛美は、狂信的な快楽蔑視、女性蔑視と絡み合った身体の蔑視と誤解されることがしばしばですが、これは中世の思想史に無知であることに起因する単なる偏見です。このことがトマス・アクィナスの純潔論の読解から浮かび上がってくる、その一助になったのではないかと思います。


学会発表の様子
【学会発表の様子】