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【地域看護学実習】「フレイル予防」について住民さんに向けて健康教育を行いました

看護学部
 東近江市の蒲生地区の70歳以上の住民さんを対象に「フレイル予防」について健康教育を行いました。蒲生地区の特徴は、東近江市の中でも介護保険の新規申請が早く、検診の結果が体重と身長から痩せ傾向にある人が多いために、学生は、今後の後期高齢者の増加を考え、低栄養によってフレイルが引き起こされる可能性があると予測しました。

 まず、学生は受付で住民さんの血圧測定を行いました。東近江市の現状やフレイルについて話し、フレイルの予防に必要な食事や体操について説明しました。途中、フレイル予防のためのクイズを行ったり、住民さんの食べた朝食が何品目摂取できているのかをグループで話し合ったりしました。

 教室を始める前はフレイルについて知らないと言われる方がほとんどでしたが、健康教育を終えた後、参加者全員に「理解できた」といってもらうことができました。他にも参加者の方から「1日7品目以上とれるよう食事を見直したいと思った」「今も運動しているが、フレイル予防のためより努力していきたい」などの声を頂くことができました。

 学生も自分たちの健康教育が、参加された方に「気づき」や「行動の変化」のきっかけとなってもらえたことを直接感じることができ、貴重な体験となりました。
【フレイルって知ってますか?】
【受付で血圧測定する様子】
【朝食は何品目かを話し合います】