本学で消防職員に対する腰痛予防研修を行いました

活動報告
 本学の看護学部の教員が彦根市消防職員に対して腰痛予防研修を行いました。多くの消防職員は火災・救急・救助等の現場活動で腰痛を経験することがあります。今回の研修では、腰痛を起こさないために、看護や介護の現場でも必要なボディメカニクスを用いたベッド上の移動や、ベッドから椅子への移乗、身体負担を軽減するスライディングシートなど補助具の活用方法について看護学部の安孫子准教授と國松講師が講義と演習を行いました。講義では、腰痛の個人要因、動作要因、環境要因をもとにその対処方法を学び、演習では、3人が1組となり、実施者、患者役、観察役の体験を行いました。講義は真剣な面持ちで、演習は日頃の活動を振り返りディスカッションしながら、あっという間に1時間半の研修会が終了しました。
 この研修を通して、消防士みなさんの腰痛が少しでも予防、軽減でき、今後も、地域住民の生命を守る現場活動が安全に行えることを願います。

【消防活動で起こりやすい身体負担の現状について講話】


【ボディメカニクスの説明】


【真剣に演習に取り組む受講生の消防職員】


【現場活動を振り返りながら演習を行う様子】