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精神看護援助論Ⅰでの学生の様子

看護学部
2023(令和5)年度の精神看護援助論Ⅰも、残すところあと2回となりました。

本日の授業は、「退院支援・社会復帰③④」で、精神科訪問看護の役割について学びました。看護学部 佐伯 興平 助教の臨床でのエピソード(訪問先の患者は「監視されている」との妄想から電気機器を使えないため、真冬に外気温と変わらない室内で、懐中電灯で照らしながら服薬管理した話など)に、学生達(看護・2年)は興味津々で聞き入っていました。

途中で行われた演習では、“幻覚妄想があり、入浴を拒否する患者への援助”などをディスカッションしました。事例の女性患者に「『男前を探す』というテーマがあり、常に3人の男前が頭の中にいないと落ち着かない」というエピソードに、どうすれば入浴を促すことができるかなどグループで考え、「イケメンが声を掛けたらどうか」など、柔軟な発想が聞かれ、教室内は活気ある雰囲気に包まれていました。

聖泉大学 看護学部 精神看護援助論

あと数か月で、今教室で授業を受けている学生達が、精神科病棟をはじめとした臨地で実習することになります。机上での学びを活かせるよう準備を整え、若い感性を持つ学生ならではの看護計画が立案されることを期待しています。

聖泉大学 看護学部 精神看護援助論