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精神看護学実習(10月)での学生の様子

看護学部
2023(令和5)年度初の精神看護学実習が9/25(月)から始まりました。8名の学生達(看護・3年)に学内での明るく活発な様子は見られず、初めての精神科病院での実習にかなり緊張している様子でした。精神看護学実習では、心に病をもつ人とのかかわりを通して、その人が体験している世界を理解し、自己のあり方について考察を深めることなどが求められます。

「精神疾患を持つ患者とどのようにコミュニケーションを取ればよいのか」「長期入院の患者情報は、どこまで遡って収集する必要があるのか」など、日々の疑問をカンファレンスで共有しながら、受け持ち患者の全体像を少しずつ把握していきました。他領域の実習と異なり、精神看護学実習では、清拭や足浴などのケアがない場合が多く、自立度の高い患者が多く感じられる中で、どのような看護を実践できるのか戸惑う学生が多いようでした。

10/4(水)に精神科病院での実習最終日を迎え、2週間前、自信なげな様子であった学生達の表情には、2週間の経験から得た手応えが感じられました。最終カンファレンスでの学生挨拶で「時には患者との距離を空けるという関わりを行うことで、患者の精神状態の安定を図ることも必要だと知った。何かを提供することだけが看護ではないことを学んだ。」との言葉に、学生達の成長を感じることができました。

これから3月まで各領域実習で様々な体験をすると思います。苦しいことも多いかもしれませんが、苦しかった経験ほど心に残り、自分を成長させてくれるはずです。4月に一回り大きくなった姿を見られることを楽しみにしています。2週間の実習、お疲れさまでした。

聖泉大学 看護学部 精神看護学実習
聖泉大学 看護学部 精神看護学実習