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【環びわ湖2021】SHIGA SDGs Studios+のブックレットができました 

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 2021年度、環びわ湖大学・地域コンソーシアムの学生支援事業は、前年度に引き続き、「滋賀のSDGs」をテーマに地域の魅力発信に貢献する事業を展開しました。
 滋賀県内14の大学・短期大学の学部・学年が異なる学生がチームを構成し、「大学生が提案するびわ湖とツーリズム」として滋賀県を中心に様々な活動に取り組む企業やNPOの方にインタビューし、SDGsの観点からツアープランと記事を執筆しました。
 今年度、本学からは、人間学部3年生の一居直人くんがこの事業に参加してくれました。今回、活動の成果がブックレットとしてできましたので、活動内容や、様子、また一居くんが考えたことや感じたこと等をインタビューしました。


  1. 環びわ湖の学生支援事業に参加しようと思った理由を教えてください。

    A.コロナ禍で様々な行事が中止になり、活動が制限される中で、大学在学中に何か形として残ることがしたいという思いから参加を決めました。また、大学外で活動をすることで、経験として自分の成長につながると思ったからです。

  2. 今年度のプロジェクト「SHIGA SDGs Studios+」での取り組み「大学生が提案するびわ湖とツーリズム」の10ツーリズムのうち、「母なる湖が見つめる私たちの暮らし」を選んだ理由を教えてください

    A.私は滋賀県出身で、おごと温泉という名前はよく耳にしていたのですが、実際に行ったことが無く、この機会におごと温泉とはどのような場所なのかを知りたいと思い決めました。

  3. 活動する中で、一番興味を持ったことは何でしたか。

    A.地域によってまちづくりの考え方の違いです。例えば持続可能なまちづくりを考える上で、地域をさらに発展させて持続させるのか地域住民が望む形を選択するのかで地域の在り方は大きく異なるが、目標とするものは同じであるため、多様な地域の在り方に興味を持ちました。

  4. 一居くんが考える「おごと地域の魅力」とは何ですか。

    A.全国様々な観光地がありますが、地域住民と観光業が対立するという問題もあるなかで、昔から受け継がれるおごとの風土を大切にして、地域と観光の足並みが揃っているところが魅力だと思います。

  5. 今回、新型コロナウイルス感染症予防のため、全ての活動がオンラインとなりましたが、活動に当たってどういう点に気を付けましたか。

    A.実際に現地に行って活動しているわけではないため、オンラインでの取材を通していかに現地の状況を言葉に表すことができるかに注意して活動を行いました。

  6. 今回の活動を通じて滋賀県のSDGsに関する取り組みの発信をどのように発展させたいと考えますか。

    A.SDGsと聞くと規模が大きく自分事として捉えにくいですが、地域で行われている活動や取り組みをただ紹介するだけでなく、今回のようにツーリズムプランとして紹介するなどして身近なところにあるSDGsを幅広い世代の方に知っていただきたいと思います。

  7. 一居くんにとって「滋賀の魅力」とは何ですか。それを特に同世代の若者にどう発信していきたいと考えますか。

    A.北陸・東海・京阪神へのアクセスの良さと自然が豊かな土地が多いことから、住みやすい環境であることが私にとって一番の魅力です。これを同世代の若者に気付いてもらえるように今回のプロジェクトのような活動を通して、もっと多くの人を巻き込むことができればより広く魅力を伝えられるのではないかと思います。

【活動を終えての感想】
 コロナ禍という活動に制限がかかる中で、すべての活動をオンラインで行いました。
テーマは「びわ湖とツーリズム」でしたので、実際に現地へ行けなかったのは大変残念でしたが、インタビューを通して雄琴地域の魅力を再発見し、びわ湖とツーリズムプランとして提案することができました。活動期間中はチームのメンバーと深夜に至るまで何度も話し合い、チーム内で問題を共有し、まとまりを持って活動することができました。大変ではありましたがとても充実した時間でした。

 本来であれば、実際にフィールドに出て、目で見て、肌で感じてもっと充実した活動ができるプロジェクトです。大学での学びだけでなく様々な方と関わることで新たな発見や魅力に出会うことができます。貴重な経験ができると思いますので是非チャレンジしてみてください。


 一居くん、コロナ禍の中で様々な制限を受けながらの活動、お疲れ様でした。一居くんにとってこの活動は、充実した時間となったようです。今後もいろいろな場面で活躍してください。
なおこの学生支援事業は来年度以降も続きますので、みなさん、積極的に参加を検討してください。

2021年度環びわ湖大学・地域コンソーシアム学生支援事業
https://impactlab.jp/archives/3056