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模擬患者役の子どもさんの協力を得て、小児看護学実習 学内演習をおこないました

看護学部
 看護学部3年生後期の小児看護学実習では、県内各地の保育園や特別支援学校、病院の小児病棟にて臨地実習を行っています。
 今年2月以降、滋賀県内における新型コロナウイルス感染の縮小の兆しが見えず、病院での実習の実施が厳しくなる中で、子どもの発達や、コミュニケーション、小児特有の看護技術を学生がどのように学ぶことができるか、新しいかたちでの実習を試みてきました。
 今回の実習では、感染対策の元、乳児期から思春期のお子さんと保護者の方々に模擬患者とそのご家族役になっていただき、大学の実習室内に設定した模擬病室において学内演習を実施しました。学生達は、設定された課題に沿って子どもの健康状態の観察やアセスメントをおこない、看護支援をおこないました。演習後にはお子さんと保護者の許可を得て録画した看護場面をグループ全員で視聴し支援について振り返るなかで、個々の子どもたちの持っている力や発達段階ごとの特性、守られるべき子どもの権利について深く考察することにもつながりました。
 コロナ禍で、学生の実習環境には多くの制限や制約が生じていますが、学生の皆さんには今だからこそ得られる学びを大切にしてもらいたいと思っています。
 ご協力を頂きました、お子さん、ご家族の皆さまに感謝いたします。


模擬患者演習場面1

模擬患者演習場面2

演習の振返り

課題カンファレンス