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本学卒業生初の博士号取得者誕生!

人間学部
2013年卒業生林祥偉さんが立命館大学博士学位を取得

 2009年本学に入学、2013年3月卒業、2013年4月から立命館大学大学院の博士課程前期課程を修了、2015年3月修士学位を取得、その後博士課程後期にて研究を続け、2020年9月博士(政策科学)の学位を見事に取得されました。
 本学建学以来卒業生の初の博士号です。
林祥偉君からいただいた寄稿は、母校に対する深い思いが感じられます。

1、博士論文のテーマと概要
生活満足度と経済成長の関係及びその規定要因に関する日中比較研究
(A Comparative Study of the Relationship between Life Satisfaction and Economic Growth and Their Influencing Factors in China and Japan)

本論文の目的は、理論的研究と実証的研究に基づき、経済成長と生活満足度の関係を解明し、日中生活満足度の規定要因を明らかにすることである。

2、これまでの努力

2009年4月に聖泉大学人間学部に入学し、指導先生李艶教授のご指導のもとで、大学生の環境意識に関する問題を研究してきました。学習及び学問研究に対して強い意欲を持ち、入学してからは、自身の研究テーマについて興味深く、一生懸命に取り組んできました。
2013年3月大学卒業後に、立命館大学大学院政策科学研究科修士課程に進学し、日中両国における経済発展と生活満足度の相関関係に関する計量分析と比較研究をしています。計量分析手法や社会調査法などを駆使し、計量幸福論領域における日中両国の生活満足度の比較研究を始めております。2020年9月に本学の政策科学研究科政策科学専攻の博士課程において学位論文「生活満足度と経済成長の関係及びその規定要因に関する日中比較研究」で博士(政策科学 立命館大学)の学位が授与されました。また、中国における経済成長と生活満足度の変化に関する「計量幸福論」的な分析を通じて、住民の生活満足度に与える影響要因及び因果関係の解明を行い、その成果を専門的な学会や政策研究交流大会などで報告を行ったことが評価され「日本公共政策学会賞(2014年)」と「京都市長賞(2017年)」を受賞しました。

3、今の思いと今後の抱負

 取り組んできた研究は中国国内では同類な研究はまだ数少ない状態と言えます。2013年からの調査を含めた足かけ7年にわたる日中両国における生活満足度調査での知見を蓄積してきました。一方、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大はこれまでの生産方式と生活様式に大きな影響をもたらす一方、日中両国国民の生活満足度と社会意識追求の変化にも大きな影響を与えると考えられます。
今後、立命館大学のOIC総合研究機構の客員協力研究員として、一層に研究を深めて大いに研究成果を上げたいと考えています。

4、聖泉後輩へのメッセージ

 人間性(感謝の心)と奮闘の志(徹夜精神)
私はごく普通の人として20年以上生きてきて、今までの人生は順風満帆というよりいろんな人に恵まれて歩んできたといっても過言ではありません。2009年、高校卒業してから、李艶先生が留学を薦めて下さったおかげで、初めての飛行機で日本に留学してきました。李先生には研究に関するご指導ご鞭撻を頂けたばかりではなく、研究に打ち込んだ一方で大学生活においてこれ以上ない深い経験ができる場を提供して下さったことに、現在でも心より感謝しております。そして、大学院に進学してから、指導教授周先生から始暖かい厚情と厳しくも懇切丁寧なご指導をいただいたり、お互い理解し合える友達ができたり…考えたら、これほどラッキーなことが一人の人生で起きるのは不思議なことです。
研究面について、奮闘の志が必要不可欠であります。大学院として、学会発表やデータ収集・分析などの基本的な研究活動のほかに、研究会の企画と運営、後輩への研究助言、海外調査活動の協力など積極的に参加しないといけません。研究上の問題がある時は、徹夜でも解明しようと覚悟があれば、きっと最後まで成功できると思います。

2020年10月6日 立命館大学は博士授与式の写真。林君の隣は指導教授周いせい先生