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老年看護学実習Ⅰを終えました

看護学部
 9月に2年生を対象とした老年看護学実習Ⅰを行いました。本来であれば介護老人福祉施設や介護老人保健施設での実習となるところでしたが、新型コロナウイルス対策により残念ながら学内および自宅課題の組み合わせ実習となりました。
 しかし、高齢者の生きてこられた背景を知り、その経緯の中で育まれた価値観や信念を知り、現在のその方の想いをとらえることが看護の始まりであることは、この実習で確かに捉えてくれたようです。映像の中のありのままを見せてくださった高齢者の方に感謝です。
 最終日には、施設の看護師として、教員が扮する高齢者に誠意を込めて関わっていただきました。話の食い違いやこだわりともいえる態度に戸惑っていた学生も、意見交換を通して心に寄り添うとはどういうことか、その人の立場に立った当たり前の日常を大切にできているかなど、とても大切なことに気が付いてくれました。志を同じくした仲間で学びあえることに改めて感謝もありました。柔軟に学習形態を受け入れ、大切なことを積極的に学んでくれた学生にありがとう。
 そして残念ながら実現はかないませんでしたが、夏前から学生のために施設での実践をさせようとご尽力くださいました関係施設の多くの方々に深く感謝いたします。