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脇本忍准教授、今回の京都新聞連載心理学コラムのテーマは「モーツアルト効果」です。

人間学部
モーツアルト効果とは、モーツアルトのニ長調K448を聴くと頭がよくなるというものでした。
パターン分析や空間認知関連のIQテストを実施したところ、
他の条件下での結果より効果があることが報告されました。

このエキセントリックな研究発表は注目されましたが、
モーツァルトの曲だけが、空間認知を司る右脳に効果があるのかなどの疑問が起きて、
現在では半信半疑の扱いをされています。

科学の視点からの議論ではなく、ファンタジーな関心を深めるきっかけになるのもいいかもしれません。
現在では、疑似科学と思われているものでも、いずれ解明される日が来るのを期待できます。
こんな見方をするのも、心理学のおもしろさのひとつでしょう。