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布井講師の論文が学術誌「Journal of Cognitive Psychology」に掲載

人間学部
人間学部の布井講師の論文が学術誌「Journal of Cognitive Psychology」に掲載されました。

Masato Nunoi & Sakiko Yosikawa (in press). Deep processing makes stimuli more preferable over long duration.

私たちは、様々な水準で対象を処理しています。
例えば、対象の外見的特徴のみをさらっと見ることもあれば、対象についてじっくりと考えることもあります。
この論文では、そのような対象の処理の仕方(処理水準)が、その対象への好意度に影響することを示しています。
具体的には、より深く処理された対象の方が、浅い処理がなされた対象よりも好まれることが分かりました。
さらに、処理の仕方の好意度への影響が、処理から6週間という時間が経っても持続することも明らかにしました。

モノをどのように見るのか、処理するのかという我々の何気ない行動が、好みに影響を及ぼしていると考えると、興味深くないでしょうか?