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健康づくりリーダー養成講座(中級編)を実施いたしました

過去の公開講座
超高齢化社会となった日本では、地域での健康づくりに関して、専門家だけでなく、地域住民が自主的に健康づくりを行えるよう自立(律)が求められています。
聖泉大学では地域での健康づくりに活かすことができる知識と実践的なプログラムとして、健康の3要素(運動・栄養・休養)を取り入れた中級編を開講いたしました。
講座運営にあたっては、看護学研究科や人間学部の学生がスタッフとして活躍しています。日頃の学びの実践の場として、参加者の方と積極的に関わっています。

第1回4月15日(土)10:00~12:00 「心と身体のリラクセーション」 講師:小山敦代(看護学部教授・副学長)
ストレス社会の中にあっても健康寿命を延ばすには、リラクセーションはとても大切です。
ストレスをため込むことで身体・心理・行動に影響が出てきます。
斬新的筋弛緩やマインドフルネス瞑想法について体験しました。また、自分自身のストレス対処とセルフケアについて、受講者同士で意見交換をしました。





第2回5月13日(土)10:00~12:00 「やってみよう!聖泉オリジナル体操」 講師:安孫子尚子(看護学部講師)・多胡陽介(看護学部講師)
昨年度から開発を進めていた「いきいき聖泉体操」のサンプルバージョンを披露し、皆で体験しました。
四季をイメージし、生活のなかにある身近なタオル等を用いて無理なく行える、健康づくりリーダーが伝えやすい体操を意識し、開発しました。体操後は、感想や活動方法、体操の名前等についてグループで話し合いました。





第3回6月3日(土)10:00~12:00 「やってみよう!丈夫な足腰をつくる簡単エクササイズ」講師:中原今日子(健康運動指導士)
 身体の仕組みや今日から手軽に出来る健康体操、ウォーキングについて学びました。筋力低下は健康寿命にとって大きな影響があります。
滋賀県でもご活躍中の講師から、生活のなかで簡単に出来るロコトレを学び、実際にタオルやマットを使って体験してみました。





第4回6月24日(土)11:00~13:30 「アクティブ・シニアに必要な栄養と食事について」
講師:奥井智美(管理栄養士・聖泉大学非常勤講師)
私たちが毎日摂取している栄養素に気を付けながら、バランス良い食事を取る方法について講師から学んだ後、皆で地元の野菜を使った和風きのこカレーとフルーツヨーグルトサラダを作りました。
終了後には、中級編4回全て出席された受講者に、修了書が授与されました。





■受講された方の感想(抜粋)
・様々な観点から健康を見直すことができとても良かった。
・回を重ねるごとに参加者同士の親近感が生まれて、最後の調理と食事はとても良かった。
・実技と講義がありちょうどよかった。
・男性受講者がもっと増えれば良いと思う。
・今後の地域や自分の身体に役立つ講座でした

■学生スタッフの感想
専攻で学んできたことを地域の自治会館等で健康体操として実践しているが、この講座は4回シリーズで大学まで来られているからか意欲的な方が多いと感じ、とても刺激を受けました。また、今まではアスリート側の健康増進支援に興味がありましたが、一般市民や高齢者の健康増進支援について学ぶにつれ、その違いに興味が出てきました。この経験を他の人にも伝えていきたいと思います。
(人間学部・学生スタッフ)



参加・運営されている方、誰もが健康を大切に考えておられ、活発な意見が飛び交い、とても生き生きとした講座だったと感じました。私自身にとっても、今後に生かせる講座内容と参加された皆様との会話で元気を頂くことが出来ました。また、私は、大学と連携しながら地域が活性化するよう、なお一層、地域の特性や求められていることを知り、今後もスタッフとして地域活動に参加したいと考えています。また、今回の経験を仲間や後輩たちへも伝え、継続した活動へとつなげていきたいです。
(看護学研究科・学生スタッフ)