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災害看護論での「移送時の全脊柱固定」や「防護服着用」の体験(4年生)

看護学部
看護学部4年生の選択科目には「災害看護論」(1単位:8回授業)があります。

授業は、DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害派遣医療チーム)として実践されている外部講師、保健師や助産師である大学教員からの災害や災害看護に対する基礎的知識や看護活動を学んでいます。前半の4回はDMATで活躍されている講師から災害サイクル別に行うトリアージを始めとした看護活動の講義を受け、授業の最後には実際の状況を設定した2つの体験ができました。

1つ目は脊柱の二次損傷を防ぐための「全脊柱固定」を見学・体験しました。患者の頭部、頸部、胸部、骨盤、膝をバックボードに固定し、安全に移送するというものです。

聖泉大学 看護学部 災害看護論
全脊柱固定を行う様子
聖泉大学 看護学部 災害看護論
固定中に嘔吐する場合は傾けて対応

2つ目は、防護服の着用体験とDMATカーの見学でした。防護服は未知の感染症に対応する医療機関をはじめ、化学物質・化学薬品の被ばくから身を護ることができますが、着用方法によってはその機能が低下します。学生は、患者さんや自分の身を護るために、防護服と医療用マスク、2重手袋を着用しました。

聖泉大学 看護学部 災害看護論
防護服着用体験

そのままの服装でDMATカーの見学を行い、DMATカーのしくみや災害時に必要な正確かつスピーディな行動の必要性を知り、災害看護論の講義による知識と体験を結び付けた学びとなりました。

聖泉大学 看護学部 災害看護論
DNATカーを見学中
聖泉大学 看護学部 災害看護論
DMATカーの乗車体験