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在宅看護技術論Ⅰ 「在宅看取り」の授業、絵本を使って行った学生たちの学び

看護学部
 看護学部2年生に対し、最後の時を自宅で過ごす看取りの大切さについて、絵本を用いて授業を行いました。絵本の中には、住み慣れた地域で、家族の中で最後の時を過ごし、温かく看取られる高齢者の姿がありました。また、息を引き取ったおばあちゃんにお孫さんが話しかける場面など、ご家族の満足できる姿がありました。学生たちは絵本から学んだことを発表しましたが、その内容は、「自宅で看取ることは、自然体で誰でも可能ということ」「家族が常にそばにいることは高齢者にとって安らぎであること」でした。しかし、一方で、「自宅では医療職者がそばにいないと不安ではないか」という意見もあり、今後、病院から地域に帰る患者さんが増える中、学生たちは将来専門職者としての自覚や認識を高める機会になり、有意義な学習を得ることができました。