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ピアサポーターによるリカバリーストーリー(精神看護学ゼミナール)

看護学部
 平成30年3月26日(月) ピアサポーター兼、精神保健福祉士 松浦 清寿氏(メンタルサポート協会 滋賀ぼちぼち)を精神看護学ゼミナールへお招きしました。
 今回松浦氏をお招きした目的は、当事者の方が語られる“リカバリーストーリー”をゼミ生が聴くことで、精神疾患の『発病』の瞬間から回復過程の『今』にいたるまでに経験された、辛さや不安、工夫、これからに向けた希望、人がもつ力、人に与える力に触れ、精神しょう害をもつ方々へ看護がどのように関わっていくか、再度考えるきっかけ作りでした。
 精神看護学実習を終え、医療機関における看護師の関わりについて深く学んでいたゼミ生は、松浦氏のリカバリーストーリーから、当事者の方が感じておられる本音と、地域で共生するための当事者-福祉-医療のつながりについて学びを得ることができました。
 ピアサポーターとして、またリカバリーストーリーの語り手として、当事者の道しるべになると共に、啓発活動と情報発信される松浦氏の今後のご活躍をお祈り申し上げます。
 ※ピアサポート:「同じ問題や環境を体験する人が、対等な関係性の仲間で支え合うこと」
  リカバリーストーリー:「経験を語ることで、人生を取り戻していくこと」
  (様々な解釈があります)