Topics

キャリア教育科目成果報告会を開催しました

人間学部
平成27年12月12日(土)に人間学部のキャリア教育科目である、「キャリアデザインA/1回生・必修」、「キャリアデザインB/2回生・必修」、「キャリアアップ演習B/3回生・選択必修」、「ジョブメソッド/3回生・選択必修」の成果報告会を開催しました。

平成27年度 人間学部キャリア教育科目 成果報告会
時間内容
10:00開会のあいさつ
10:10~〇キャリアデザインA 発表者:1回生(11グループ)
 市民活動体験報告および次年度CLCセミナー講座の企画提案
12:00~〇キャリアデザインB(2回生)
地域活動の現状分析とモデル化、団体間の比較を通じた経営分析
〇ジョブメソッドB(3回生)
社会人へのヒアリングと比較を通じた働き方と企業の社風分析
13:30~〇キャリアアップ演習B 発表者:3回生(15グループ)
 地域課題に対する課題解決に向けた取組、実践結果の報告
16:30表彰、閉会

開会にあたり、キャリア教育担当の富川准教授より、長期間の地域活動をやり遂げた学生に対して、まず労いの言葉がかけられました。発表会での積極的な意見交換、学びの交流を期待している、キャリア教育科目での学びを今後の進路選択と研究活動に繋げて欲しいとのメッセージが学生に伝えられました。

開会挨拶 1~3回生全員が集合



〇キャリアデザインA(1回生/必修)
「市民活動体験報告および次年度のCLCセミナー講座の企画提案」

キャリアデザインAでは、市民活動体験を通じて本学キャリア教育のベースとなる「利他的マインド」の体得を目指しました。学生は市民活動・ボランティア団体に一人のメンバーとして関わり、利他的マインドへの理解や自己有用感の向上ができたのではないでしょうか。

今回の成果報告会では団体での活動報告に加え、来年度のCLCセミナーの講座アイデアを発表しました。この講座アイデアの企画は自分が関わった団体を他者へ紹介するという視点が必要になり、団体活動の意義や目的を再確認できるものになったと思います。
写真でお分かりのように、1年生での発表手法はあえて壁新聞形式で制作しました。複数の学生が共同し自分のできる技量を発揮して一枚の新聞を作り上げるというプロセスを大事にしています。
(担当教員・柴田雅美)


市民活動体験とCLCセミナーのアイデアを発表 発表後は全てのポスターを掲示



〇キャリアデザインB(2回生/必修)
「地域活動のモデル化を通じた団体の経営分析」

キャリアデザインBを受講する2回生は、自分で興味を持った市民活動団体を取り上げ、ホームページなどで収集した情報をもとに、「ヒト、サービス、カネ」の流れをモデル化し、団体間での比較を行うポスターを作成しました。また、作成したポスターは1回生から3回生による評価を行いました。

また、成果報告会では、1回生の発表に対して、プレゼンテーションの評価だけでなく、次年度CLCセミナーに向けたアドバイスをコメントシートにまとめる作業を行いました。また、3回生の発表に対して、評価とともに質疑応答や感想、コメントをその場でやりとりしました。
(担当教員・近藤紀章)


市民活動団体比較シート 他の学年が評価し良いシートにカラーシールを貼る



〇キャリアアップ演習B(3回生/選択必修)
「地域課題に対する課題解決に向けた取組、実践結果の報告」

キャリアアップ演習では、学生それぞれの問題意識を出発点として、地域や社会が抱える課題に対して、自らが主体となって具体的な活動や実践に取り組んだ内容について、プレゼンテーション
を行いました。

それぞれのプロジェクトでは、社会人として価値を産み出すための挑戦とともに、関わる人々の共感や行動の変化をもたらすことによって、社会を実験的に最適化、再構築を試みるための第一歩
を踏み出すことができたと思います。
(担当教員・近藤紀章)


パワーポイントを使って取組・実践結果の発表 他学年の学生が質問



○ジョブメソッド(3回生/選択必修)
「企業に関する調査・分析・考察」

ジョブメソッドを受講する3回生は、自身が関心をもつ企業や団体で働く方々にインタビューを行い、ホームページなどで収集した情報とともに、企業の社内環境について調査を進めました。
調査は3企業に対して行い、そのまとめとして、3企業を比較したポスターにまとめました。

この授業では、受講生は企業(団体)見学、企業や各種団体で働く方々の講義の受講、企業(団体)の方への社内環境についてのヒアリングなどを行ってきました。その成果の一つが、企業
(団体)に関する調査分析考察ポスターです。
受講生は企業の在り方、そこで働くことについて、 具体的で現実的なイメージができるようになったようです。
(担当教員・嶋田奈穂子)

企業(団体)の社風・働き方比較シート 個々のシートを良く見て評価シールを貼る



今回の成果報告会では、人間学部の1回生から3回生の全員が集まり、地域での活動報告を通じた学びの交流を行うことができました。異なる学年による相互評価と質疑応答とコメントは、普段とは異なる緊張感を与えるとともに、大学ならではの学びを体験できた1日だと思います。今後はこのような学びの場を、学内外へと広げていきたいと考えております。