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【キャリア教育Ⅳ】多重課題演習を行いました

看護学部
4年生は、キャリア教育Ⅳ「学士課程で学修した看護ケアのまとめ」として、2日間にかけて多重課題演習に取り組みました。この演習は、看護学生の集大成として最後の技術演習となります。

演習での課題内容は、混合病棟の日勤帯に4名の患者を受け持ちする場面を設定し、患者の疾患や治療をふまえてケアの優先順位を考慮した業務ワークシートを作成した上で、突発的な訴えや出来事が重なった際にどのように対応するか考え実演することです。

1日目は、グループメンバーで4人の患者の状況をふまえて、日勤帯のケアの優先順位を考慮しながら行動計画を立案しました。その後ミッションに対する対応を考えました。
グループワークでは、既習の知識や技術、臨地実習での経験をふまえて、積極的に意見交換を行う姿が見られました。

2日目は、1日目に作成した業務ワークシートを基にして、実際の病棟を再現し多重課題演習を行いました。模擬患者には職員の協力のもとリアルな患者を想定し演じてもらいました。
発表グループは、優先順位の確認や声掛けの内容、必要物品など事前準備に余念がありません。

聖泉大学 看護学部
事前準備の様子1

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事前準備の様子2

いよいよ発表です。
看護師役の学生は、緊張しながらも、これまでの実習経験から患者さんへ思いやりのある態度で自然に接することができていました。
また、想定していない患者の訴えや行動に、他の看護師役などに協力を求めながら患者ひとり一人に丁寧に関わろうとする姿勢が見られました。
発表していない学生も、自分ならこのようなときどうするだろうと、真剣な面持ちで見学していました。

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多重課題演習に臨む学生1

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多重課題演習に臨む学生2

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多重課題演習に臨む学生3

演習後の振り返りでは、患者の状態から緊急性や重症性を見極め対応することや、患者の安全・安楽の視点、心理的なケアに配慮した看護実践の重要性を学ぶことができていました。

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多重課題演習の振り返り

そして、半年後には看護師として働いている自分の姿をイメージでき、ますます看護師国家試験合格への意気込みが高まったようです。

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学生生活最後のユニフォーム姿で記念撮影