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脇本忍准教授、京都新聞連載心理学コラム、今回のテーマは「コンコルド効果」です

人間学部
コンコルド効果とは、かつてマッハ2を誇った超高速旅客機コンコルドの、
開発と生産販売が失敗したことからネーミングされています。
コンコルドは、当初は絶大な人気を誇り、高価格ですが世界の国で需要がありました。
しかし、維持費や事故の影響で販売機数が急激に下降しました。
生産中止にすればいいものを、膨大な投資金額と時間をかけてきたために、
生産中止のタイミングを逸して損出を重ねていきました。
私たちの日常生活でも、継続か中止かの葛藤にまみれて見切りができず、
泥沼に入っていく状況を社会心理学ではこう呼んでいます。