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近江八幡市立総合医療センター「災害訓練」に参加して

看護学部
11月27日、近江八幡市立総合医療センターで行われた災害訓練に、看護学部の学生5名が参加しました。
私たちは、傷病者や搬送役のボランティアとして参加し、「病院トリアージ」を体験しました。トリアージは、傷病者の緊急性と生存の可能性を考える一番重要で難しい場面だと思いました。

災害時にはどのような場面でも、的確で素早い判断と冷静で臨機応変な対応が必要で、看護師の中でも役割分担がされていて情報共有や声かけ・声出しを積極的に行い、意思疎通を図っていました。また、病院のどの機能が使えて何が使えないのか、職員の数や患者の病状などの情報など、全てにおいてしっかりと整理し、共有することが大切だと学びました。

今回の訓練では、電気が復旧した状態でしたが、実際はどのような状況であるかわからないので、様々な状況に対応しなければならないと思いました。最初の説明時、「普段の救急の場では一人の患者に対して十分な設備と人で治療にあたれる。しかし災害時では設備や治療する側の人も不足することが考えられる」とお話されていたことが印象的でした。

最近では熊本地震や鳥取地震が発生しており、災害についてより関心が高まっています。その中で看護師として活躍するためには日々こういった状況の中でも対応できる臨機応変な対応力を養うと共に、緊急時に備えることが必要だと感じました。今後いつ起こるかわからない災害に対し自分の役割を考え、これからの学びを通して知識や技術をしっかりと身につけ、正しい判断を素早くできるようにしていきたいと思いました。