バックナンバー(2013年度以前のお知らせ)

研究に取り組んだ施設において卒業論文の発表会を行いました

2012年度

有山研究室で卒業研究を取り組んだ櫻井さん(健康運動心理専攻)が、2月27日(水)に活動を続けてきたNPO法人優美で卒業研究の報告・発表を行いました。優美とスポーツ・身体運動支援センターは平成23年度に業務提携を結んでおり、その一環で、学生がデイサービスのお手伝いをしたり、教員が教室を開いたりしています。
研究のタイトルは「音楽療法と運動による心理的、生理的関係性について」 です。優美で行っているデイサービスの機能向上事業でマシンを使ったトレー ニングに、音楽療法を組み合わせてその効果を測りました。まだ、あくまでも今回の実験に限ってとしか言えませんが、次のような面白い結果が出ました。

    ①優美の機能向上トレーニングには、体力向上だけではなく生理的なストレス解消効果があった
    ②「ふるさと」の音楽を聴いたあとマシントレーニングをすると、リラックス感(ゆったりした気持ち)が増す傾向にあった
    ③「ふるさと」の音楽を歌ったあとマシントレーニングをすると、快感情(晴れ晴れとした気持ち)が増す傾向にあった

優美のスタッフ6名、利用者さん7名、新聞記者1名、教員2名、学生2名(櫻井含む)の参加者でした。初めに、伊藤肇代表から挨拶があり、その後約20分間発表、最後に有山教授が補足と解説をしました。利用者さんもメモを熱心に取っておられ、興味深々で聴き入っておられました。発表会終了後、滋賀夕刊記者さんから、 インタビューを受けました。
本研究は来年度も、現3回生の世森さん(多胡研究室)に引き継がれて継続されます。

利用者さんに研究成果を発表しました

利用者さんに研究成果を発表しました

 

新聞記者の方にも取り上げていただきました

新聞記者の方にも取り上げていただきました

 

後輩への指導にも熱が入ります

後輩への指導にも熱が入ります