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人間学部 科学研究費助成を受託

2012年度

人間学部人間心理学科の炭谷将史准教授(健康運動心理専攻)の研究課題が科学研究費助成金(若手研究B)の補助対象課題に採択されました。

科学研究費助成金とは、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、専門家同士による相互審査(ピア・レビュー)を経て、独創的・先駆的な研究に対して助成されるものです(日本学術振興会HPを参照)。

研究課題
総合型地域スポーツクラブが構築する関係システムと設立運営の成否に関する質的検討

補助期間
平成24年度-平成26年度

研究の趣旨
本研究は、現在文部科学省が積極的に推進している「スポーツ立国日本」活動の基盤である総合型地域スポーツクラブを研究対象としたものです。本研究のねらいは2つあります。1つは、総合型地域スポーツクラブが構築する関係システムのあり方を明らかにすること、もう1つは、クラブの運営や活動に参加している人々が感じているスポーツクラブの意味やその人たちの人生にとってのスポーツ活動の意義などを明らかにすることです。

研究者コメント
欧米は古くからスポーツクラブでスポーツを学び、人生のかなり長い時間をスポーツクラブと共に過ごす文化があります。日本は学校スポーツが主流で、学校を出るとスポーツに触れる機会が激減します。しかし、それはもったいないと私は思います。スポーツは人生を通じて楽しめるものです。私は、我が国においても子どもから高齢者までがスポーツクラブに所属してスポーツを楽しむ土壌を作りたいと思っています。そのためには、心理学の観点から生涯スポーツの現場を理解する必要があります。せっかくの機会をいただいたので、我が国のスポーツ発展の一助となる研究になるよう努めます。
子どもスポーツ教室の様子

炭谷先生が主催する
子どもスポーツ教室の様子

生涯を通じてスポーツを楽しめる社会を

生涯を通じてスポーツを楽しめる社会を!