お知らせ

新年のごあいさつ

お知らせ
 2024年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 さて、昨年は、国際的な原材料価格の高騰とロシアのウクライナ侵攻、そして、円安が急激な物価上昇となり、我が国の経済・社会に深刻な影響を及ぼしました。
 しかも「私立大学倒産の時代」と言われる今日、本学を取り巻く環境は一層厳しく、ガバナンスの強化と安定的な財政基盤を確立することが、何より求められています。

 そのため、本年4月以降、人間学部の学生募集を停止し、あわせて看護学部の入学定員を増やすことにより財務状況を改善すると共に、一昨年から取り組んだ体育館や本館など、老朽化した施設設備の修繕・更新や環境整備に一層注力し、本学のプレゼンスを高める必要があります。

 来年度末、本学は創立40周年を迎えます。
 「人間理解と地域貢献」を建学の精神に、これまで培ってきた教育環境を力強く支え、更なる発展にむけて邁進することは勿論、本学が時代や環境の変化に即応し、より一層、教育や研究の充実に取り組み、「かけがえのない大学・選ばれる大学」になるよう、他大学との違いを一層明確にしなければなりません。

 今年の干支は、「甲辰(きのえたつ)」です。
 甲辰は、「春の日差しが、あまねく成長を促す年」といわれ、これまでの努力が実って、夢がかないやすい年と言われています。
 過去の辰年には、東海道新幹線の開業(1964年)をはじめ、青函トンネル、瀬戸大橋の竣工(1988年)や東京スカイツリーの開業(2012年)など、努力した成果が実を結んでいます。

 これからも、目的や思いを1つに「本学ならではの価値」を明確にしながら、ステークホルダーの方々からのご理解を一層賜り、支援の輪を広げ、これまでの取り組みが成就するよう尽力致します。

 むすびに、改めて本学に対するご理解・ご協力をお願い申し上げますと共に、皆様にとって実り多き年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

令和6年1月1日
学校法人聖泉学園 理事長 國松 嘉仲