第4弾の研究室訪問は、人間心理学科の富川 拓(とみかわ たく)先生をご紹介します。インタビュー形式でお届けします。
1.ご専門と担当科目について
富川:私の専門は社会学です。社会学概論、社会学研究法、ボランティア論、地域社会学、ゼミなどを担当しています。
2.ゼミの活動について
富川:ゼミには3年生、4年生合わせて9名の学生が在籍しています。それぞれ、地域における実践活動、卒業研究に取り組んでいます。
実践活動では、地元企業・自治体・NPOなどと連携した活動に参画するなかで、地域における人間関係を実際に築き、地域に根ざした「生き方」「働き方」について学びます。活動は、同時に研究のフィールドでもあります。活動をしながら、データを収集・分析して、卒業論文を執筆しています。
炭谷:具体的にはどんな実践活動をしていますか?
富川:次の4つの実践活動にゼミ生が参画しています。
①米原市のMyばらプロジェクト米原市の活性化を目指し、市民の有志によってつくられたグループ「Myばらプロジェクト」に学生が参加しています。米原市全域でのまちづくりを進めるための仕掛け「ええなぁ米原 Myばらお墨付き」を学生が提案し、プロジェクトメンバーと共に実施しています。
②子ども会の活動支援彦根市子ども会指導者連合会の活動を、ゼミ生が支援しています。彦根市の荒神山公園で行われる「子どもフェスティバル」や、荒神山自然の家で実施される「少年リーダー養成講座」の支援をしています。
③FMラジオの番組制作コミュニティ放送局「エフエムひこね」(78.2MHz)の番組をゼミ生が制作しています。地域の魅力や自身の研究成果などを、自らがパーソナリティを務める番組を通して発信しています。
④彦根まちの駅「逓信舎(ていしんしゃ)」の活動彦根市の活性化を目指し、花しょうぶ通り商店街にある彦根まちの駅「逓信舎(ていしんしゃ)」でゼミ生が活動をしています。
4.在学生・受験生の皆さんへ
炭谷:最後に、在学生・受験生のみなさんへメッセージをお願いします
富川:教室での勉強はもちろんのこと、地域における実践活動にも積極的にチャレンジしてください。地元地域で活躍する人物を目指して頑張ってください。
(インタビュアー 人間心理学科 炭谷 将史 准教授)