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別科長あいさつ

聖泉大学 別科助産専攻 別科長 佐保 美奈子

2015年4月、聖泉大学別科助産専攻は、近畿圏で初の大学別科助産師育成課程として誕生しました。滋賀県においては、これまで看護専門学校を卒業(見込み)の方々が助産師を志望される場合、難関である大学への編入や県外進学を余儀なくされておりました。そういった方々へも広く道を開き、聖泉大学の卒業生とともに、県内で優秀な助産師を養成すべく開設されました。

別科助産専攻では、ひとりひとりの生命の尊厳と生き方を尊重し、ライフサイクル全般を見据え、女性と子ども、ご家族を含めた健康支援をするために、丁寧かつ広い視野をもち、柔軟に取り組むことができる人材育成を目指しております。そのために実践科学としての理論に基づいた助産学実践領域に重点を置き、臨地経験豊かな外部講師や教員による具体的できめ細やかな教育・指導を大切にしています。

基本的助産診断・技術・ケアに加え、女性やご家族にとっての出産経験が、その後の人生やご家族の歴史において‘生きる力’にもなりえることを理解し、関わる楽しさややりがいを伝えていきます。ケアリングの心で、妊娠期からの丁寧な関わりを大切にし、女性の本来もつ力を発揮させる‘助産力’の育成を目指します。

本学の教育理念の一つである‘地域貢献’に基づき、「地域連携と母子保健実習」では県内外での地域母子保健活動の様々な取り組みを見学しています。助産学生による地域イベントの企画・実践活動を通して、助産の可能性を理解できるように構成しています。さらに、大学における助産教育課程として「助産学研究」の授業を1年間を通して配置し、関連学会での参加や発表、研究論文の作成により研究の基礎を楽しく学ぶことも重視しています。

別科助産専攻には、年齢・学歴・看護師経験・人生経験において、多様な学生が入学します。学生10名と教員4名の多様性が化学反応を起こし、相乗効果で高め合い、助け合いながら学びを深められるように応援してまいります。私たち教員は学生の皆様との出会いを宝として、ともに聖泉大学別科助産専攻の歴史を積み重ねることを願っております。