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「高血圧を放置するとどうなる?毎日できる食事からの高血圧予防」をテーマに健康教育を実施しました

看護学部
米原市の地域看護学実習では、高齢者を対象に高血圧に対する食生活の健康教育を実施しました。
学生は健康教育を実施する2週間前に対象者の理解と把握のために大野木を訪問しました。大野木は、「地域の課題は地域で解決する」というコンセプトからまちづくりの地域お茶の間事業や、住民同士の交流を目的としたたまり場などを行う、長寿村まちづくり会社を設立しておられます。

高血圧予防に関する食生活について、グループメンバーを確認しあいながら、対象者に合わせた健康教育の企画書・指導案を作成しました。実施1週間前には、実習指導者4名の前でデモストレーションを行い、厳しくも温かい指導を受け、さらに良い健康教育にするための修正を行いました。

健康教育実施当日は、米原市民の高血圧症罹患率が高いこと、高血圧の定義や症状を講義やクイズ形式でお話ししました。毎日取り組める食生活では、大野木での事前訪問で得た、塩漬けされたイタドリを食べる方法やカップラーメンを食べるときの工夫に対して情報を提供しました。その後は、血流量を増加させる指の体操を一緒に行いました。
参加された方は学生の説明を熱心に聞いておられ、積極的にディスカッションにも参加していただくことができました。
指体操には、親指を立てた手は胸の前に、数字を示す指は前に突き出し、交互にします。

健康教育終了後には、参加された方から、「家でパンフレットを見直す」「この運動なら続けられる」などの言葉を頂き、学生は地域で行う健康教育の必要性を学ぶことができました。

塩分摂取が血管を拡張させる仕組みの説明
【塩分摂取が血管を拡張させる仕組みの説明】

参加者からの積極的な質問もありました
【参加者からの積極的な質問もありました】

参加者と行う指体操
【参加者と行う指体操】