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基礎ゼミD:アクティブ・ラーニングの手法を取り入れた授業の展開

人間学部
2回生を対象とした「基礎ゼミD(臨床・発達心理専攻)」では、十数名の学生を3名から4名の小グループに分け、アクティブ・ラーニングの手法を取り入れた授業を展開しています。

今期は、ユダヤ人心理学者であったヴィクトール・E・フランクル(1905-1997)が、アウシュビッツ強制収容所でのみずからの体験をつづった図書「夜と霧【新版】」を教材として用いて、議論・検討等を行っています。

授業の流れは、次のとおりです。

① 指定箇所の熟読(ホームワーク)
② ディベート(一週目)
③ ディベートプロセスのプレゼンテーション及び質疑応答(二週目)

ディベートにおいては、主に①自分の意見に関して、根拠を元にした主張を展開できる「論理的思考力」、②他者の意見に耳を傾け、意図するところを知ることができる「傾聴力」、③他者の意見に対する「批判的思考力」が育まれることを期待しています。

また、ディベートプロセのプレゼンテーションにおいては、主に①仲間と共同作業を行うことができる「コミュニケーション力」、②プロセスを振り返り、道筋を立てて発表することができる「プレゼンテーション力」が育まれることを期待しています。

今期終了時点での学生の成長が楽しみです。

グループでのディベートの様子
【グループでのディベートの様子】

ホワイトボードを用いたプレゼンテーション
【ホワイトボードを用いたプレゼンテーション】

プレゼンテーション後の質疑応答
【プレゼンテーション後の質疑応答】