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【小児看護技術論Ⅱ】3年生がプレパレーション演習を行いました

看護学部
プレパレーションとは「子どもが病気や入院によって引き起こされるさまざまな混乱に対し、準備や配慮をすることによって悪影響を和らげ、子どもや親の対処能力を引き出すこと(及川、2011)」という意味で、小児看護では子どもの権利を守るための大切な支援のひとつとされています。

本学では、プレパレーションの講義・演習を3年生前期に位置づけ3時間割り当てています。演習では小児に多い疾患を年齢別に5事例設定して、グループでディスカッションをしながらプレパレーションの計画を立案し、子ども役・保護者役・看護師役・模擬病室などを設定して実演による発表を行いました。病気の子どもをイメージすることが難しい中、どのグループの発表内容も発達段階に合わせて作成した紙芝居や人形を用いるなど子どもの不安軽減にむけた様々な工夫や配慮がされており、充実したもので感動しました。

学生からは、「これから子どもに起こることをわかりやすく伝える大切さを学んだ」「処置を乗り越えた子どもを褒め、達成感を感じられるように支援することが重要である」「子どもの親がそばにいることで子どもが安心する環境が整うことが理解できた」「いろいろなプレパレーションの方法を学んだので今後の実習で参考にしたい」といった感想が聞かれました。

医療を受ける子どもの権利を保障するための支援の重要性について今後も学びを深め、後期の小児看護学実習へ活かしてほしいと思います。

プレパレーション演習の一場面
【プレパレーション演習の一場面①】

プレパレーション演習の一場面
【プレパレーション演習の一場面②】

プレパレーション演習 学生の作品
【プレパレーション演習 学生の作品①】

プレパレーション演習 学生の作品
【プレパレーション演習 学生の作品②】