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公開講座「体罰問題を通して新しい時代のスポーツ指導を考える」を開催しました

2013年度
<イベント>

現在、学校運動部活動など様々なスポーツ指導の現場において体罰問題が深刻化しています。これら体罰問題を受けて、文部科学省は、学校での運動部活動における指導と体罰の区別を示したガイドラインを示すなど対応を迫られています。 そこで、人間学部スポーツ・身体運動支援センターは、現場で活躍するスポーツ指導者をパネリストとして招き、体罰問題を通して新しい時代のスポーツ指導の在り方を考えるシンポジウムを開催しました。
当日は、各競技の指導者や学生など約120名のご参加をいただき、熱心に受講いただきました。
基調講演でドイツ在住のジャーナリスト高松平藏氏は、日本のジュニア期では部活動を中心とした縦割り社会でスポーツに取り組んでいるが、ヨーロッパではスポーツクラブが主流で選手・スタッフ共にフラットな関係の中で伸び伸びと活動しており、体罰が起きにくい環境であると説明されました。
その後、小学、高校、大学と様々な年代で指導に当たっている指導者によるレポートが行われ、会の終盤には今回の登壇者によるパネルディスカッションが行われました。 注目度の高い話題だけに、競技の枠を超えた様々な意見が飛び交い、熱心な議論が展開されました。
スポーツ・身体運動支援センターでは、今後も時機に応じたテーマを取り上げ、学生とともに地域に多様な情報を発信し、議論を展開していきます。

基調講演「ヨーロッパのスポーツ文化から見た日本のスポーツ指導」高松平藏氏

基調講演「ヨーロッパのスポーツ文化から見た日本のスポーツ指導」高松平藏氏

レポート報告者によるパネルディスカッション

レポート報告者によるパネルディスカッション