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人間学部

突撃!研究室訪問

Vol.07 山口 隆介 講師 (キャリア創造専攻)

山口隆介
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山口講師の研究室での取材風景
オープンキャンパスでの模擬授業「雨の降る日は天気がいい」
第7弾の研究室訪問は、人間心理学科キャリア創造専攻の山口 隆介(やまぐち りゅうすけ)講師をご紹介します。インタビュー形式でお届けします。

1.先生のご専門は哲学ですが、哲学という学問を簡単に説明してください

山口:そうですね。生きて行く上での根本を研究する学問と言えるでしょうか。生きる上での基盤を探り、人間が生きる意味を考えることをするのが哲学です。それって誰にとっても関係のあるテーマですよね。

2.先生ご自身はどのような研究をされているのでしょうか?

山口:私自身はキリスト教哲学を研究しています。キリスト教と言うと神様のことだけをやっているように思われがちですが、そういうわけではなく、人間の研究をしていると思っています。つまり、人間が生きるとはどういうことか、人間とはどんな生き物かを研究しています。他にも、考えるとはどういうことか?心とは言葉ではないか?思考と言語の区別は何か?魂をどのように定義すれば、科学と矛盾を起こさないか?などのテーマを研究しています。

3.先生の下で学んでいる学生さんもそういうテーマを学ぶのですか?

山口:いえいえ。うちのゼミ生は自分でテーマを探し、自分で哲学をしています。現在、3年生が3名、4年が2名おりますが、4年生のある学生は、カミュ『シーシュポスの神話』をテーマにしました。これは大変有名なのですが、文章が短いので全体を読めます。そこには、「人生は不条理だが、それに立ち向かっていかなければいけない」という趣旨のことが書かれています。でも、そのことに意味があるのです。学生は、困難に立ち向かう存在ですので、これは大学生には適しているテーマだと思います。

4.学生に対して指導をされている中で大切にされていることはありますか?

山口:私がよく学生に求めるのは「本人の頭で考える」ということですね。私自身は、なるべく教えない、もしくは自分には教えられないということを自覚しなければならないと言い聞かせています。以前は、いったん自分を白紙にして西洋哲学の考え方を身につけてもらいたいと思っていましたが、いまは自分の頭で考え、悩むという「プロセス」を大切にしています。

5.これを読んでいる高校生に向けてメッセージをお願いします

山口:道に迷うことは変なことではありません。悩むことも変なことではありません。ただ、正しく悩むようにください。それから、自分のことを考えるよりも面白いことがたくさんあるということを知ってもらいたいと思いますね。高校生くらいの年代では自分について思い悩むことが多いかと思いますが、それよりも面白いことがたくさんあります。それは学ぶとそれが分かるものです。最近は、学びは学校だけで行われると思われがちですが、それは違います。人間は、どこでも学べるのです。ですので、いろんなところで学び、世の中にはたくさんの面白いことがあることを知って欲しいですね。

(インタビュアー 人間心理学科 炭谷 将史 准教授)