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人間学部

突撃!研究室訪問

Vol.14 脇本 忍 准教授 (ビジネス心理領域)

脇本忍 准教授
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第14弾の研究室訪問は、人間心理学科 ビジネス心理領域の 脇本 忍 准教授をご紹介します。インタビュー形式でお届けします。


1.先生のご専門について、お聞かせください

脇本:専門は「社会心理学」です。社会心理学は、人と社会とが影響し合う相互作用を明らかにする学問です。第1に、社会における人の態度・感情・認知などに注目する個人領域。第2は、対人関係や対人魅力など恋愛やコミュニケーションの領域。第3は、集団の凝集性やリーダーシップなどグループダイナミックスという領域。そして、第4が、社会現象や流行現象などの世の中全体の価値観や風潮に関心を示す領域です。ミクロからマクロまで対象は広いのですが、言い換えれば、私たちの日常生活すべてが社会心理学の研究対象になります。ですから、いかにオリジナリティの高い視線で対象にアプローチできるかが難しくも、そこが社会心理学研究のワクワクするところです。


2.具体的にはどのような研究をされていますか?

脇本:主に、実験法と質問紙法で収集したデータを解析する対人関係周辺の実証研究を続けてきました。二者間の相性の視点からは、恋愛という対人関係に興味が尽きません。恋という不確定で保証のない破局と背中合わせの状況に、人は命をかけることもあり、強化理論だけでは説明がつかないところが魅力なのかもしれません。
現在は、マクロな対象に関心があり、以前から潜り(ダイビング)に行っていた沖縄について強い興味があります。どうやら沖縄に恋をしてしまったようです。沖縄イメージや沖縄映画の構造分析など、フィールドワークを続けながら、研究成果を発表しています。
 また、対人関係の一環として落語と笑いの研究をしています。落語の登場人物は、間抜け・知ったかぶり・慌てもの・怠け者・嘘つきなどろくな人間はいませんが、彼らには憎めない日本人らしい人情味があり、人間臭い落語の社会観が大好きです。「落語における女性の嘘」という論文を発表したばかりです。今年の5月から開始した「落語で楽しむ心理学」という新聞連載コラムを書いているところです。


3.学生の教育活動については、いかがでしょうか?

脇本:ともかく、学生諸君には、地元だけに留まらずに海外も国内もいろんな地域に行って体験してほしいですね。多様な価値観と出会うことは、座学で知識を獲得する以上に大切かもしれません。必ず広い人脈や情報脈が育ち、学生の将来を支えます。
そんなことから、私のゼミでは春から1年間、実践型課題解決プロジェクトに参画し、企業への新製品開発や販売促進計画を社会心理学的手法で提案し、大阪と京都の他大学との競合に取り組んでいます。真剣に準備ができれば、失敗して恥をかいてもいいと思っています。しかし、彼らは一回り大きくなれると確信しています。


4.最後に、高校生にむけて、メッセージをお願いします

脇本:「自分さがし」などという言葉が流行っています。ブラブラしていることも肯定してくれる便利な言葉です。そんな非生産的な4年間を許されるのが大学生です。しかし、社会人のように「本職」を持たず、何にでもトライできることが4年間許されることこそが大学生最大の特典です。経験値を高めることは今後の人生にとって有効な武器であり財産です。打算に陥らず、最もあなたの好奇心を刺激する学問に取り組んでください。人生における贅沢な時間になるでしょう。


ありがとうございました。
(インタビュアー 人間心理学科 森 雄二郎 講師)