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人間学部

突撃!研究室訪問

Vol.15 布井 雅人 講師 (臨床・発達心理領域)

布井雅人 講師
布井 雅人 講師の紹介ページはこちら
好みを左右する要因とは
好みを左右する要因とは
取材風景
突撃研究室訪問取材風景
第15弾の研究室訪問は、臨床・発達心理領域の 布井 雅人 講師をご紹介します。インタビュー形式でお届けします。


1.先生のご専門について、お聞かせください

布井私の専門は、認知心理学です。認知心理学の「認知」とは、私たちの頭の中に入ってきた情報が処理される過程(注意や記憶、意思決定、それに伴う感情など)すべてを指すような用語です。なので、私たちの日常生活における全ての行動に関わる心の働きが研究対象と言っても過言ではありません。当然、私たちの心というのは、1人1人異なります。しかし、認知心理学では、1人1人の心の特徴というよりは、おおよそ全ての人が共通して持っている心の働きを明らかにすることが多いです。言い換えると、「ヒトの心のクセ」を明らかにすることを目指している学問とも言えるでしょう。


2.具体的にはどのような研究をされていますか?

布井:私の研究のモットーは、「日常生活における疑問を明らかにする」というものです。中でも、実験法といわれる手法を用い、日常生活での疑問に関わる場面を再現することで、それに関わる要因の影響の検討を行っています。大学院時代からメインとして行っている研究は、「好みを左右する要因」についての研究です。例えば、商品の画像と、「期間限定」などの限定販売に関する文字を一緒に呈示するだけで、商品の魅力が上昇するということを実験によって明らかにしました。他にも、好み判断に他者の意見や表情・魅力度などが及ぼす影響についての検討も行っています。


3.学生の教育活動については、いかがでしょうか?

布井:主に、心理学に関する基礎教育を担当しています。例えば、心理学基礎演習Ⅰ・ⅡAでは、心理学におけるレポートの書き方の指導を行っています。その中で痛感するのが、「きちんとした日本語を書く」ことの難しさです。喋る場合であれば、相手が分からないと感じている部分を補足することが出来ます。しかし、レポートにおいてはそれが出来ません。つまり、文章だけで誤解が生じることがないような、分かりやすい文章を書く必要があるわけです。分かりやすい文章を書く最大のコツは、一文を短くするという単純なことなのですが、これが実は気をつけないと出来ないことなのです。授業においても「母国語だからといって気を抜かずに、気をつけて書くよう」に指導しています。


4.最後に、高校生にむけて、メッセージをお願いします

布井:心というのは、私たちの最も身近にある研究対象です。つまり、日常生活の中には、心理学研究のヒントがたくさん落ちていると言えます。是非、日々の生活に目を向け、その中で「なぜ?」という疑問を持つようにしてみてください。その疑問には、きっと心が関連しているはずですよ。

ありがとうございました。
(インタビュアー 人間心理学科 森 雄二郎 講師)