1.キャリア教育Ⅰ~Ⅳ
大学生・社会人として必要な社会人基礎力である、前に踏み出す力(アクション)、考え抜く力(シンキング)、チームで働く力(チームワーク)の能力を、段階をおって学べるプログラムとしています。
この科目は4年間を通して科学的思考力およびコミュニケーション力を高め、卒業時には自らが考え判断し行動できるような看護師として必要なキャリア教育になっています。
2.家族論と家族看護論
多様化する家族形態の変化や社会に対応できる医療職を目指し、個人・家族・集団・地域の考え方を基盤とした科目を人間心理学科の教員と協働して構成しています。
また、ジェンダーやマイノリティーの人々などをも含めた対象理解のために、基礎分野で「家族論」、4年次に「家族看護論」を配置し、看護の対象である人々の理解を深めていきます。
3.講義・演習・実習・講義の学びのサイクル
臨床判断能力を育成するために、専門基礎分野の科目を基盤として2年前期の基礎看護学領域の科目「看護過程とヘルスアセスメント」の単位数を増やし、6月に「解剖学演習」を取り入れ、人体を立体的に捉えながらフィジカルアセスメントの講義・演習を組み立てました。
9月の臨地実習ではフィジカルアセスメント」、後期に「看護過程論」の講義、2月の臨地実習では「看護過程」の展開実習、4年次には「生活行動から見た人体のしくみ」の科目を設け、臨床判断能力の基礎を強化する学びのサイクルとしています。
4.防災論・災害看護論
日ごろから災害に関する意識を高め、災害時には地域で暮らす人々の命を守り、安全と安心した医療を提供できる力や災害リスクの低減に努めるための知識や技術をもつための防災・災害に関する科目を新設しています。
地域特性に合わせた互助に対する意識を高めるために、基礎分野に1~4年次学生が履修できる学年横断型科目「防災論」を配置し、学年を越えて協働する力を身につけます。
4年次には「災害看護論」の講義と実習病院のDMATによる災害看護実習があります。
5.専門性を高める帰納的学習科目
学年が進むにつれて、自分の興味・関心を深め、将来の専門性を意識し、卒業時には医療職としての自覚をもち、社会に円滑に移行できる力を養うこと・実習で学んだ内容を、もう一度深めるための帰納的学習科目です。看護専門分野に1~4年次に多くの選択科目を設けています。
これらの科目は、学生たちが興味・関心を持った時期に履修でき、配置されている学年以降ならいつでも履修できるような学年を越えて学べる科目配置にしています。