発達支援看護学領域
発達支援看護学領域では、さまざまな疾病や障害をもつ子どもと家族に対し、子どもの健全育成を目指した支援を探究します。現代社会は少子高齢化により、子どもを育む環境も大きく変化しており、家族形態の多様化、家族機能の低下等から社会が子どもを育てる必要性に迫られています。また、医療制度の進歩によって、医療的処置の必要な子どもも地域で生活することが可能となっています。
これらの状況を多角的にアセスメントし、子どもの権利を保障することができる人材を育成します。
生活支援看護学領域
生活支援看護学領域では、さまざまな健康課題を持つ成人および高齢者とその家族への生活支援に焦点を当てた看護方法について探求します。近年我が国は人生100年時代を迎え、健康寿命の延伸や慢性的な疾患、加齢によるさまざまな障害をもちながらもその人らしい人生が送れるよう支援することが看護に求められています。
そこで、成人期・老年期特有の健康課題や多様な価値観、ライフスタイルに応じた生活支援看護方法を探求できる人材を育成します。
地域・精神保健看護学領域
地域・精神保健看護学領域では、地域で生活する個人・家族・集団と地域の状況を分析し、地域の健康課題に対する解決方法を探究します。人生100年時代となり、人々の潜在化、複雑化した健康ニーズへの対応、予防的な介入を行う人材が求められています。
近年、ストレスフルな状況にある人々に対し、心身の健康課題に応じた取り組みは重要であり、医療と介護の一体化したサービスを提供する地域ケアシステムにおいて役割を果たすことのできる人材を育成します。